古田新太、久保史緒里と山本千尋は新しい娘? 早乙女太一と入れ替わる劇団☆新感線『天號星』映画館登場で舞台挨拶
俳優の古田新太と早乙女太一らが4月5日、都内で行われた、映像エンターテイメント「ゲキ×シネ『天號星』」の初日舞台挨拶に登壇した。 古田新太の新しい娘?久保史緒里と山本千尋 ゲキ×シネは、劇団☆新感線の舞台作品を映画館で迫力の映像と音響で楽しむエンターテイメント。この日、2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演として上演された、いのうえ歌舞伎『天號星』がゲキ×シネに登場した。 『天號星』は、元禄の世を舞台に豪華キャスト陣が暴れまくる“入れ替わり”本格バトル時代劇。古田演じる口入れ屋の主人で悪党を始末する引導屋の元締めでもある半兵衛と早乙女演じる金さえ積めば誰彼かまわず斬り殺す“狂犬”銀次の体が入れ替わる。 古田は「入れ替わっても体力のないおじさんという役。ああ、もどかしいこの体みたいなのだったから、最初の話だと演出家とか作家は今回はもう弱い役だから楽だよねって……嘘ばっかりつきやがって(笑)」。 早乙女は、入れ替わりは設定として定番としながらも、「いろんな作品がある中で、男とおじさんが入れ替わるってそんなにない。男と女とか分かりやすいものだったらあるけど、中途半端な男と男が……」と語りだすと、古田が「おじさんと、初老だからね」と合流。それを受けて早乙女は「(自分も)30を超えているのでおじさんの域に入っている。それはどうなのかなって最初に思いました」。また、入れ替わり前の古田の役・半兵衛を演じるために「いっぱい小細工をしないとなと思って、古田さんの歩き方とか姿勢とか、僕の思う古田さんのイメージがいっぱいあったのでそこを意識しながら稽古をしました」と明かした。 舞台挨拶には、本作で劇団☆新感線に初出演となった久保史緒里(乃木坂46)と山本千尋も登壇。2人は、古田を“おとっつぁん”と呼ぶ役どころで登場する。 「業界に娘とかいっぱいいるのよ。ただみんな呼び方が違う。お父さんとかパパとか、この二人はおとっつぁんと呼んでくれるし。その中でも一人だけ、福くんだけが父上って。そういう人たちがいっぱいいるというのは楽しいですし、娘たちが娘たちで、こんなお父さんなんで敷居が低いんで結構みんなベラベラ喋ってことが楽しい」と、古田。 この日はまず古田が最初にベラベラしゃべって“娘”に揺さぶり。 劇団☆新感線初参加の感想を聞かれた久保が「休演日にみんなでユニバ行こうとか話していて、叶わなかったですけど、そういう会話がすごい飛び交う場所だったので、私もすごく楽しみながら皆さんと仲良くさせていただくことができました」と笑顔を振りまけば、古田が「坂はそういうのはないの?」。久保は「ありますよ!……余計なこと言わないで下さいよ!」と笑い、「……おとっつぁん、本当にこういうことを言うんですよ。皆さん(報道陣)いらっしゃるのに、それ書かれちゃうじゃないですか? おっかないんですけど、こうやって楽しくいつも対応してました」 また、山本は、おとっつぁんとの思い出を聞かれると、「7カ月一緒にいたので思い出だらけ」としたうえで、久保と古田の3人でディズニーランドに行った時のエピソードを紹介。ディズニーに行くならバスでしか行かないという古田の要望で、「バスタ新宿から8時半発ぐらいのバスに乗って」向かったという。古田は、「『美女と野獣』がめっちゃ楽しかった! 照明機材とかロボットの関わり合いとか……」と前のめりだった。 ゲキ×シネは、劇団☆新感線の話題作を映画館の大スクリーンで楽しむエンターテイメント。20台を超えるカメラによって撮影されたカットを駆使した迫力の映像、劇場用にリミックスされた音声など、劇場中継などとはかけ離れた新しい映像体験ができると人気。2004年にスタートし、これまでに全26作品を上演している。20周年を迎える今年、さまざまな企画が行われる。「ゲキ×シネ『天號星』」は20周年を記念したプロジェクトの第1弾。