二階伸康氏の立候補要請決める 和歌山県町村会臨時理事会
次の衆議院選挙に出馬しないことを表明している自民党の二階俊博元幹事長が支部長を務める衆議院和歌山2区について、和歌山県町村会は、二階元幹事長の三男で公設秘書の二階伸康氏に立候補を要請することを決めました。 これは4月23日、和歌山市で開かれた和歌山県町村会の臨時理事会で決まったものです。 立候補を要請する理由について、県町村会会長の岡本章・九度山町長は、伸康氏が二階元幹事長のもとで秘書を務めていることや和歌山県のすべての町村が選挙区となる2区の発展のために尽力してもらえる人物であると判断したことを明らかにしました。県町村会では、4月24日、正副会長が本人に会って立候補を要請することにしています。 県町村会は県内にある21のすべての町村で構成され、県内の選挙に大きな影響力があります。次の衆議院議員選挙では、和歌山県の選挙区は3つから2つに減り、和歌山、岩出、紀の川の3つの市を除くすべての市町村が新2区になります。 また、衆議院和歌山1区から立候補を予定していている参議院和歌山県選挙区の鶴保庸介議員について、県町村会は、「引き続き参議院議員として和歌山2区のために尽力して欲しい」とし、衆議院和歌山1区にくら替えして立候補するのを取りやめるよう要請することも決めました。鶴保議員を巡っては、自民党県議団所属の有志が、鶴保参議院議員の衆議院和歌山1区へのくら替えを見送るよう求めています。