県警が詐欺被害事例4件を公表 副業広告から”もうけ話” 現金200万円だまし取られる 鹿児島
鹿児島テレビ
鹿児島県警は2024年に入り、特殊詐欺の被害が相次いでいることから、実際の事件の内容を公表しています。 11月7日は4つの被害事例が明らかにされ、そのうちの1件では60代の女性が副業広告にアクセスしたことをきっかけに、約200万円をだまし取られたということです。 県警によりますと、県内の60代の女性は2024年9月上旬、スマートフォンで動画投稿サイトYouTubeを閲覧中に、画面に表示された副業広告のURLにアクセスし氏名や住所を入力しました。 その後、女性の無料通信アプリLINEに見知らぬ人物から「動画のスクリーンショットを送る」という内容の副業を進められ、実際に300円の報酬を受け取ったということです。 報酬を受け取ったことで副業を信頼した女性はその後、「暗号資産投資で送金額に対して30パーセントの報酬が得られる」などと、うその投資話を持ちかけられ指示された口座に約200万円を振り込み、現金をだまし取られたということです。 県警は7日、このほかに3つの被害事例を公表し、県内の90代の男性は10月下旬、約900万円をだましとられました。 男性は「特別調査班」を名乗る男や検事を名乗る女から電話で「あなたのカードで1億円が引き出されている。金を調べるためにレターパックで郵送して欲しい」などと依頼され、現金を郵送したということです。 県警は「警察や検察が現金の郵送を指示することは絶対にない」としています。 また、SNS上での面識のない人物からの儲け話は詐欺を疑ってほしいと注意を呼びかけています。
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