中日・涌井秀章38歳初マウンド、3勝目ならずも6イニング1失点の力投で存在感示す
◇26日 阪神1―1中日(甲子園)=延長12回 中日の先発・涌井秀章投手は6イニングを4安打1失点。3勝目はならなかったものの、今季初の阪神戦で力投し、存在感を示した。 4回2死から前川に右前打を許すと、続く6番・佐藤輝には初球の甘く入ったカーブを捉えられた。あと少しでホームランの当たりは右翼フェンスを直撃。適時三塁打で先制を許した。それでも6イニングでの失点はこの1点のみ。直球と多彩な変化球で的を絞らせない投球を披露した。 昨季は5戦3敗、防御率6・20と苦しんだ阪神戦。虎との対戦で最後に勝利を挙げたのは西武時代の2010年6月9日(西武ドーム)での1失点完投勝利。勝てば14年ぶりの白星だったが、次の機会にお預けとなった。 6月21日に38歳の誕生日を迎えてから初めてのマウンドだった。これで今季12試合目となり、この日も含めて10試合でクオリティースタート(QS=先発で6イニング以上を自責点3以下)を達成。ベテラン右腕が安定感で竜投を支えている。
中日スポーツ