調布・深大寺のだるま市、威勢のいいかけ声が響く /東京
調布市深大寺で3月3、4日、だるま市(厄除元三大師大祭)が開かれ、大勢の参拝客らでにぎわった。 「日本三大だるま市」の1つとして、また東京に春を呼ぶだるま市として、全国的に知られる。寺の境内は大小約300余の縁起だるま店が威勢のいい掛け声でだるまを売り、それを買い求める参詣者で身動きがとれないほどになる。
深大寺で買い求められたダルマは、元三大師堂前の特設だるま開眼所にて深大寺僧侶より、直々に目入れをされる。これはダルマの左目に梵字の阿字を書き入れるという、深大寺独特のもので、阿字はものごとの始まりを意味する。1年後、心願叶ったダルマの右目に梵字の吽字(ものごとの終わりを意味する)を入れ、感謝の意を込めてお寺に納める。「阿吽(あうん)の呼吸」という言葉の語源もここからきているという。 だるま市では、「お練り行列」・「元三大師御影供」もとり行われた。