下野新聞社イメージキャラクターに井上咲楽さん 若者など幅広い世代に本紙PR LRTでもCM放映
下野新聞社は1日から、本社イメージキャラクターに益子町出身のタレント井上咲楽(いのうえさくら)さん(24)を起用する。任期は来年8月までの1年間。井上さんは若者を中心に幅広い世代に対して、下野新聞や、ホームページ「下野新聞SOON」と「下野新聞電子版」を統合して10月に始まる「下野新聞デジタル」のPRを担う。 2028年に創刊150年を迎える本社は今年、企業理念を「郷土とともに明日をひらく 人と地域をつなぐ共感のパートナー」と定めた。その理念を表現するPRを展開するため、とちぎ未来大使や益子大使を務め地域に密着した活動に取り組むほか、テレビ番組の司会やドラマ出演など活躍の場を広げている井上さんに就任を依頼した。 7月下旬には宇都宮市中心部のオリオン通りや宇都宮城址(じょうし)公園でCMを撮影。CMは今月から、次世代型路面電車(LRT)などで放映される。 高校時代、ニュースを扱うテレビ番組のオーディションを受けるためスクラップを始め、新聞に親しんできた井上さん。新聞という媒体の魅力について「今はインターネットなどで情報を得られるが、新聞には精査された情報を見られる貴重さがある」と強調した。 若菜英晴(わかなえいせい)社長は「大変熱心な読者でもある。若い人にもぜひ下野新聞の魅力を伝えていただきたい」と期待を寄せた。
地域密着を全力応援 井上さん、若菜社長が対談
下野新聞社のイメージキャラクターに就任した益子町出身のタレント井上咲楽(いのうえさくら)さん(24)。バラエティー番組やドラマへの出演など目覚ましい活躍を見せる井上さんが、下野新聞のPRにも取り組む。7月下旬には宇都宮市中心部のオリオン通りと宇都宮城址(じょうし)公園でCM撮影に臨んだ。また下野新聞社本社を訪れ、若菜英晴(わかなえいせい)社長と対談。政治に関心を持ち、情報収集のため新聞の読み比べを実践しているという井上さんに、新聞に関心を持ったきっかけや活用方法などについて聞いた。 -新聞に関心を抱くきっかけは何だったのでしょうか。 「高校1年生のときに、ニュースを扱うテレビ番組のオーディションを受けたのですが、落ちてしまいました。1年後にまたオーディションがあると聞いたので、ニュースに関心を持つ練習を始めました。学校帰りに祖母の家に寄って下野新聞を読み、興味のある記事をスクラップして、ノートに感想を書いていました」 -下野新聞や下野新聞ホームページ「SOON」(10月1日から「下野新聞デジタル」にリニューアル)をご覧になってどんな感想を持ちましたか。 「地域の情報を網羅しているなと感じます。学校名など地元だからこそ知っている名前が出てくるのが興味深いですし、それが地元紙の強みだと思います」 「ニュースに対して、自分の身近なことに置き換えてコメントすることが多いです。最近ではクマが出たことについて話す機会があったので、SOONで栃木のクマの出没情報をチェックしました」 -国会傍聴や選挙演説を聴きに行って取材をしていらっしゃいますが、政治への関心はいつ頃から持っているのでしょうか。 「きっかけは2017年の総選挙です。投開票日に接戦が予想された選挙事務所を行ったり来たりして、陣営の人の一喜一憂する姿が人間ドラマを見ているようで面白いなと思いました。今も総選挙になると全国50カ所くらいで演説を聞いています」 -下野新聞イメージキャラクター就任の抱負をお聞かせください。 「下野新聞でスクラップを始めたおかげでオーディションに通り、それが芸能生活の分岐点だったと思います。イメージキャラクターになることは、亡くなった祖母も喜んでいると思います」 井上咲楽(いのうえ・さくら)1999年10月2日生まれ。益子町出身。2015年の「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で特別賞を受賞し、芸能界デビュー。20年にトレードマークだった太い眉毛を整え、話題に。ABC「新婚さんいらっしゃい!」、NHK Eテレ「サイエンスZERO」に出演中。