●視認性に挑み続けるベル＆ロス。その精神を象徴するLUMシリーズの最新モデル

　1994年創業と比較的歴史の新しいブランドながら、独創的なデザインとダイナミックな素材使いで唯一無二の世界観を展開しているベル＆ロス。 【画像】これが青白く光るベル＆ロス新作です（12枚） 　スクエア型のコンテナに丸いベゼルが収められた独特の外装は2005年発表の「BR-01」で確立されたもの、航空機のコックピットクロックに着想を得たアイコニックなデザインは、以降のコレクションに脈々と受け継がれています。 　プロフェッショナルの欲求を満たすハイエンドなツールウォッチから前衛的でアーティスティックなモデルまで幅広いラインアップを展開しますが、いずれのモデルにおいても欠かせないテーマとなっているのが視認性。 　特に、暗闇でも鮮明に時間を読み取るための発光素材・蓄光素材の研究開発には、創業以来大いに力が注がれてきました。

ストラップには快適なフィット感が楽しめるブラックラバーを採用。ユニークな構造の妙は視覚的な楽しさも提供する

　これを象徴するのが2017年に発表された「BR 03-92 HOROLUM」に端を発するLUMシリーズ。 　インデックスと針に強力な蓄光素材スーパールミノヴァを使用した「HOROLUM」は高い評価を集め、翌2018年にはマットブラックにスーパールミノヴァが映える「BR 03-92 NIGHTLUM」、2019年にはダイヤル全体をスーパールミノヴァをコーティング、さらにストラップにも夜光素材を用いた「BR 03-92 FULL LUM」を発表。時計全体が丸ごと光るという斬新な視覚体験でファンを驚かせました。 　その後発表された「BR 03-92 GREY LUM」「BR 03-92 DIVER FULL LUM」（ともに2020年）、ラウンド型のスポーツクロノグラフ「BR V2-94 FULL LUM」（2021年。2022年には3針モデルが登場）では複数色のスーパールミノヴァを駆使した新しいスタイルへと進化。 　そして、ついに昨年2023年に誕生したのが、ケース自体が光を放つ「BR-X5 GREEN LUM」。チタン製のコンテナと新開発の蓄光素材“LM3D”を組み合わせた多層構造のケースが、LUMシリーズの新たな扉を開いたのです。