5人に1人はいる「繊細さん」。自信を失ったり、嫌われたかも?と悩んだり...、生きづらさ解消法を探る
「本音をどれだけ大切にできるか」が繊細さんの勝負どころ
「ちょっとしたいいことに気づいて深く味わい喜べるのは、繊細さんのいいところ。カウンセリングでは、繊細な感覚をコンパスに、安心できることや好きを追求して、自分に合う環境や人間環境に身を置くようにアドバイスすることが多いですね。無理に自分を変えようとする必要はなく、嫌なことや苦手な人とは距離を置いていい。人と意見が違ったら『自分はそうは思わないけどなあ』という自分の気持ちを大事にする。“自分のまま”で生きる道を選んでいくことで、どんどん生きやすくなります」
友人や会社の同僚あるいは部下が繊細さんかも?と感じた時は、どのように対応すべきだろうか
「繊細さんに対して無理に気を遣わなくて大丈夫。あなた自身が幸せで心に余裕があること。それが繊細さんにとって最も安心できる環境なのです。非繊細さんが繊細さんの悩みを聞いた時、『気にしすぎよ』などとは言わないでください。傷つくだけで、何の解決にもならないからです。自分が同じように感じないからといって否定するのではなく、『あなたはそう感じるのね』と理解を示すと、繊細さんも安心できると思います」
From Harper's BAZAAR September 2019