（手前から）笑い飯・西田幸治、R藤本、セルライトスパ・大須賀健剛、ミサイルマン・岩部彰

　千原ジュニアがMCを務める即興力No.1決定戦『千原ジュニアの座王 300回記念1時間SP』（カンテレ　深夜0時55分～1時55分　※関西ローカル）が2月16 日（金）に放送される。 【写真】スキンヘッドで参戦するモンスターエンジン・西森洋一 『座王』は、漫才やコント、ピン芸、歌ネタなど作り込んだネタではなく、“即興”ネタを競い合う“笑いの総合格闘技”。芸人たちが「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」などのお題が書かれた椅子を奪い合う椅子取りゲームを行い、座れなかった芸人は「このお題でこの人だったら勝てる！」と思う芸人を指名。指名された芸人の椅子に書かれたお題に沿ってネタを披露し、どちらが面白いかを審査委員長が判定。最後まで勝ち残った者が“座王”に輝く。 　2017年10月に関西ローカルでスタートし、放送300回を迎える今回は、審査委員長にほんこんを迎え、“座王オールスターズ”が集結する。今大会のプレイヤーには、歴代優勝回数・通算勝利数ともに1位で、昨年300勝を達成した孤高のブラックビブス（200勝達成の証）保持者の笑い飯・西田幸治はもちろん、歴代優勝回数・通算勝利数2位のR藤本、新春SP（2024年1月2日放送）でチャンピオンに輝いた通算勝利数3位のロングコートダディ・堂前透、通算勝利数4位のモンスターエンジン・西森洋一らゴールドビブス（100勝達成の証）が勢ぞろい。さらに100勝達成に王手をかけるミサイルマン・岩部彰、女性最多優勝回数を誇るたんぽぽ・川村エミコ、歴代優勝回数3位のセルライトスパ・大須賀健剛ら、歴戦の座王戦士たちが史上初の総出演を果たす。 　また、強烈モノマネで『座王』史に名作を残すチャンス大城、新春SPで準優勝を果たしたスカチャン・ヤジマリー。、チープモノマネの巧手・フルーツポンチ・村上健志ら常連組にも期待が懸かる。 　そして『M-1グランプリ2023』第3位の実力派コンビ・さや香、5回の優勝経験を持つ『R-1グランプリ2024』ファイナリストのサツマカワRPG、抜群のセンスを見せるぱーてぃーちゃん・信子、きょんちぃら若手のホープも参戦する。 　そんな総勢15人の“座王オールスターズ”の中から、記念すべき300回目の“座王”に輝くのは果たして誰なのか。 　収録後、『座王』の考案者でもあるMCの千原ジュニアは「今回はメンバーが素晴らしい方々ばっかりというのもありますが、それぞれが強そうなお題の椅子に座っていて“ここは穴やな”というところが一切ないです。全対決が分厚めです」と大絶賛。 　また、300回以降の『座王』について「もっと俺らぐらいの芸人がみんな『座王』に出てくれたらいいですけどね。でも（椅子を）回ってる方は見てる人が思う以上にいろいろあると思いますよ。ほんまにええ大人が真剣に椅子の奪い合いをしてますからね（笑）。先輩が後輩に喰われることだってありますし。『座王』に出演NGを出してるやつがいっぱいいると思います」と話し「『座王』はずっとできるんで、ずっとやらしていただくということが一番じゃないですかね。俺が死んだら、誰か違う人がやったらええし（笑）」と目標を語った。 　審査委員長を務めたほんこんは「めでたい300回で、ツワモノばっかりやから見応えがある！ハイレベルな戦いの連続で“なんやの？”と思いましたね。その分審査が難儀で、放送時間は倍やけど、俺のしんどさは3倍以上。勝ち負けがなかなか決まらなくて“もう1本なんか持っとるやろ、これで負けたらあかん！”とドローをいっぱい出したら、戦士たちに“もう戦いたくない”と文句を言われるのが不満やったね。芸人の力を信じてるからドローを出すんやけど」と訴えた。見どころについては「『メンチ』がほんまに面白かった！俺がメンチを切られる時は傷つくことをいっぱい言われてほんまに切なくなるけど、今回はジュニアやから“もっといやなこと言われろ！”と思ってた（笑）」と明かした。 　さらに千原ジュニアに向けて「勝敗や“座王”が決まった時、芸人に対するジュニアのフォローはいつ見ても“愛があるな！”と思います。ジュニアの笑いのセンスと大喜利力があってこそ、ここまで番組が続いたんだと思います」と祝辞を送り、最後に番組に対して「300回どころじゃなく続いて行くだろうし、1000回目の審査委員長もやれるならやってみたい。そのころには若い子が何を言ってるかが分からなくて、ずーっとドローだけ出してるかもしれんけど（笑）。そしていつか出てくる新星が、『座王』界最強の笑い飯・西田くんと対決して、新旧交代するところを見たいですね」と今後の期待を語った。