山鹿の和栗、暑い夏もおいしく 高級アイス「ピュアマロン」販売 物産館連絡協議会
クリの生産量西日本一の熊本県山鹿市で、市物産館連絡協議会が地元産の和栗を用いた高級アイス「ピュアマロン」を開発した。クリをぜいたくに使い、濃厚な風味を実現。3千本を用意し、市内の物産館などで販売している。箱入りの棒アイスで1本486円。 協議会では2021年と23年に山鹿和栗を使った「ブラックモンブラン」の限定版アイスを製造元と共同で開発。好評だったため、オリジナルの商品化に取り組んだ。 市内のアイスクリーム製造会社「パストラル」に依頼し、クリペーストを重量比で18%配合した。食感にもこだわったという。道の駅の水辺プラザかもと、小栗郷のほか、ふるさと市場、あんずの丘、鹿央物産館、JA鹿本の夢大地館、カフェ「栗と空」の7施設で1日に販売を始めた。 同日、水辺プラザかもとであった新製品の発表会では、山鹿和栗をテーマに研究している熊本県立大総合管理学部3年の黒田真琴さんと梅田結衣さんも試食し、「クリの味がしっかりしている」「ケーキみたいに濃厚」と絶賛。協議会事務局の植田隆司さん(51)は「暑い夏も山鹿の和栗を楽しんでもらえるよう、来年以降もアイスの企画を考えたい」と話した。(本田清悟)