吉沢亮主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』大ヒット記念、呉監督が手掛けたテーマ曲「letters」MV公開
9月20日より全国85館(9月13日宮城県9館先行公開を含む)で公開された『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が先行公開より23日目となる10月4日(土)に興行収入1億円(100,853,640円)を突破。公開直後から都内を中心に満席回が続出、各地の劇場でパンフレットが完売となる大反響で、SNS上では「ラストシーンで涙が止まらなかった」「普遍的なテーマに心打たれた」「最後のテーマソングの歌詞でまた涙」など多くの熱い感想とともに感動の輪が全国に広がっています。さらに、第16回TAMA映画賞にて本作の特別賞受賞(呉美保監督及びスタッフ・キャスト一同に対して)、そして、吉沢亮の最優秀男優賞受賞が決定したことが先日発表されました。 この度、本作の大ヒットを記念し、呉美保監督が歌詞を担当したテーマ・ソング「letters」のMV(ミュージック・ビデオ)を特別解禁。MVは呉監督自身が本作の映像から編集し制作した特別版。 また、10月17日(木)~11月10日(日)に香港で開催される香港アジアン映画祭「Hong Kong Asian Film Festival」にて『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の他、これまでの呉監督作品を上映する特集上映が決定。呉監督も映画祭に参加予定で、海外での上映も続々決定しています。 2014年モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門最優秀監督賞に輝き、第87回アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選出、そして2014年キネマ旬報ベスト・テン1位に輝く『そこのみにて光輝く』の監督・呉美保が、9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダ(Children of Deaf Adults / きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』。脚本を担当したのは、『ゴールド・ボーイ』、『正欲』等を手掛ける港岳彦。そして、主演を務めるのは『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズ等の話題作から、作家性の強い監督作等、幅広い作品に出演し、2025年には吉田修一原作、李相日監督『国宝』の公開が控える吉沢亮。本作では、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現します。 さらに吉沢亮演じる五十嵐大のろう者の両親を演じるのは、母・明子役に忍足亜希子、父・陽介役に今井彰人。ろう者俳優として活躍する2人が溢れんばかりの息子への思いを見事に表現。そのほかユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでんなど個性豊かな俳優陣が脇を固めます。 今回公開となったテーマ・ソング「letters」MVは、呉監督自身が本作より編集し制作。テーマ・ソングの優しい旋律とともに、主人公五十嵐大の幼児期から4歳の大(畠山桃吏)、9歳の大(加藤庵次)が母・明子と父・陽介の愛情に包まれて育つ日々を映し出します。また反抗期をむかえた中学生時代、故郷から旅立つ20歳、東京での生活の戸惑いと成長を吉沢亮が繊細に演じていきます。そして母から届いた箱の中には、たくさんの食料と「大ちゃんへ」と書かれた封筒、その中にはいくつになっても子どもを心配する母の言葉が――。「Just hoping that everything will be alright(あなたの人生が、うまくいくことを願っています)」と繰り返される「letters」の歌詞と本編シーンが相まって、より深い余韻を残すMVとなっています。 (C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会