アンドレ3000が明言「新しい音楽表現を模索し続ける」
アンドレ3000(André 3000)は、来年さらに多くの楽曲をリリースする予定だ。ラップゲームに復帰するかどうかは明言しなかったが、11月18日(現地時間)に公開されたAmazon Musicのインタビューで、彼は「新しい音楽が確実に」リリースされると語り、2025年も「音楽を発表し表現するための新しい方法」を模索し続けるつもりだと述べた。 【動画】アンドレ3000、話題沸騰中のフルートライブ 「具体的に何かを特定したいわけではないが、もっと表現したい」とアンドレは語り、新しいプロジェクトがいつリリースされるかという話題を避けた。「そういうことだ。 アンドレは2023年11月に、フルートを軸に据えた87分のデビューソロアルバム『New Blue Sun』をリリースした。先週末には、タイラー・ザ・クリエイター主催のフェスティバル「Camp Flog Gnaw」で、この実験的なアルバムからの楽曲を披露した。 今月初め、アンドレは『New Blue Sun』でグラミー賞の年間最優秀アルバム賞と最優秀オルタナティブ・ジャズ・アルバム賞にノミネートされた。アンドレは、アルバムのオープニングトラック「I Swear, I Really Wanted to Make a ‘Rap’ Album But This Is Literally the Way the Wind Blew Me This Time」で、最優秀インストゥルメンタル作曲部門にもノミネートされた。年間最優秀アルバム賞のノミネートは、予期せぬ幸運だった。ローリング・ストーン誌のクリスチャン・ホードは、彼がラップのジャンルから離れたことを「晴れやかで、思索的で、奇妙にインスピレーションを与えるオデッセイ」と呼んだ。 アンドレ3000は11月25日(月)~27日(水)にブルーノート東京で来日公演を行なう。『New Blue Sun』の共同プロデューサーを務めたカルロス・ニーニョに加え、アリス・コルトレーンの愛弟子ことスーリヤ・ボトファシーナ、鬼才ドラマーのディアントニ・パークスも参加。ヒップホップとニューエイジ・ミュージックの融合を提示したアンドレ3000の「今」をライブで体験したい。
KALIA RICHARDSON