中日・涌井「2点目を取られたけど、また0から頑張れた」開幕からの連続無失点が止まるも2勝
◆JERAセ・リーグ 巨人2―3中日(24日・東京ドーム) 中日・涌井が6回5安打2失点で今季2勝目をマークし、自身の巨人戦連敗を4で止めた。同戦での白星はロッテ時代に完投した2016年6月17日以来、実に8年ぶり。宿敵攻略でチームの連敗も5でストップした。「(前日敗戦の)小笠原から『託しました』と言われたので、敵地で止められてよかった」と振り返った。 2リーグ制後、球団最長記録となってしまう14試合連続本塁打なしを阻止したカリステの1号先制2ランで援護をもらうも、2回に萩尾の右中間への適時三塁打で今季初失点。1点差に迫られ、続く岸田の右犠飛で同点を許した。開幕から3試合で17回1/3を連続無失点だったが、その記録はストップ。それでも、失点後に大崩れしなかった。 「2点目を取られたけど、ランナーがいなくなった状況だったので、また0から頑張れた」。培ってきた精神力と投球術で、昨季は2戦2敗だった東京Dで白星を飾り、連敗沼からチームを救った。(森下 知玲)
報知新聞社