小中生のネット利用、土日は「4時間超」最多 寝不足や頭痛経験も 弘前市教委(青森県)調査
青森県弘前市内の市立小中学校に通う児童、生徒を対象に、本年度の自宅でのインターネットの利用状況を調べたところ、土日に利用する時間が小中学生ともに1日当たり「4時間以上」が最多だったことが市教育委員会のまとめで分かった。寝不足や頭痛を経験した子どももおり、市教委は「家庭で話し合い、利用時間などについてルール作りを」と呼びかけている。 調査は10年ほど前から実施。本年度はパソコンによる回答選択式で行った。対象は全ての市立校の小学4~6年と中学1~3年。回答者は小学生3057人、中学生2869人だった。 利用時間は、自宅でネットを使える子どもたちのうち、平日は小学生で「1時間から2時間未満」が28%、中学生で「2時間から3時間未満」が29%と最も多かった。しかし土日は小学4~6年、中学1~3年とも「4時間以上」が全学年でトップとなった。中学生全体では45%となり、昨年度より4ポイント増えた。 ネット利用による健康面への影響(複数回答可)を聞いたところ、小学生で50%が寝不足、46%が頭痛を経験。中学生では寝不足が80%、目の疲れが54%に上った。 利用目的(同)は小学生が「動画などを楽しむため」が86%で「勉強」が46%。中学生は「動画などを楽しむため」が96%、「勉強」は70%だった。 調査結果は5日、中央公民館岩木館で開かれた市立小・中学校長会議で公表された。