つっぱり棒で浮かせるテクニック、意外な場所も新たな収納スペースに!
(2)取り付けたい場所より数cm長めに出し、細いパイプ側を壁に押し当てる。
(3)内蔵のバネを縮めながら太い側を押し込むと、バネの戻ろうとする力で壁に固定される。
つっぱり棒の強度
つっぱり棒の強度を決めるのは、壁との摩擦力とパイプのたわみにくさ、つっぱる力。両端のキャップが大きいほど壁との摩擦力が増し、パイプは太いほうがたわみにくくなる。バネの力をしっかり利用してつっぱることも大切だ。
ここに注意!
□ 耐荷重を無視しない。 □ 平行でない壁に取り付けない。 □ キャップと壁の間に何かを挟まない。 □ 塗り壁に取り付けない。 □ 浴室には専用のものを。 棒の長さいっぱいにものをかけがちだが、耐荷重は要確認。取り付ける壁が平行ではない場合、キャップと壁に隙間ができ取り付けられない。キャップと壁の間に落下防止のために耐震ジェルマット等を挟むのも避けて。また漆喰や珪藻土の壁には傷がつく恐れが。浴室ではパイプや内部のバネが錆びることがあるので専用商品を。
清水幸子 さん しみず・さちこ 整理収納アドバイザー、つっぱり棒マスター 整理収納アドバイザー1級。住まいとオフィスの整理収納を提案。著書に『子どもと楽しく学ぶ 片づけの教科書』(Gakken)など。
画像提供・平安伸銅工業、清水幸子 イラストレーション・平安伸銅工業 文・長谷川未緒
『クロワッサン』1103号より
クロワッサン オンライン