競泳の青木玲緒樹「決めたことをやり通す」と現役続行…将来を見据え、社会経験も積む
競泳の東京スイミングセンター招待が1日、東京アクアティクスセンターで行われ、今夏のパリ五輪代表の青木玲緒樹(ミズノ)が女子200メートル平泳ぎで2分29秒29の3位。100Mを得意とする中、予選と合わせ2本を泳ぎ切り「200Mを頑張りきることができたので、タイムは全然だけどきちんと泳ぎ切れたことはよかった」と、振り返った。 日本記録を持つ100メートルに出場したパリ五輪では、予選落ち。自己記録の1分5秒19は、パリでは金メダルを争う実力だった。「オリンピックで力を出し切れなかった」と、休息期間をへて現役続行を決意。「自分が決めたことをやり通す、決めたことを乗り越えていく力も水泳から学べていけたら」と、気持ちを新たに再出発した。 4年後は28年ロス五輪だが、目の前の1年1年に目を向け競技に取り組む。今後は将来も見据え、練習の合間を縫って所属先に出社する機会も増やすという。「自分がいきなり仕事ができるということはないけど、行けるときに行ってみることで『こういうことをやって頂いているんだ』と考えられる。支えて頂きながらやっていると思ってやる水泳も、また違ってくると思う」と、思いを明かした。 直近で見据えるのは来年夏の世界選手権(シンガポール)。青木は「今の(力の)ままでは、代表も厳しいので。しっかりとまた気持ちを入れ替えて、頑張りたい」と力強く語った。
報知新聞社