市和歌山がサヨナラ勝ちで3年ぶり8強 明秀日立破る センバツ
第94回選抜高校野球大会は第8日の27日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、2年連続8回目出場の市和歌山が昨秋の関東大会王者の明秀日立(茨城)に2-1でサヨナラ勝ちし、3年ぶりとなる8強入りを果たした。近江(滋賀)、金光大阪、大阪桐蔭を含め近畿勢4校が8強に残るのは第91回大会(2019年)以来となる。市和歌山は第9日(28日)第4試合で大阪桐蔭と対戦する。 【市和歌山vs明秀日立 熱戦を写真で】 ◇市和歌山、米田が投打で活躍 市和歌山がサヨナラ勝ち。六回に寺田の左前適時打で追いつくと、九回1死一、二塁から米田が右中間適時二塁打を放った。米田は投げても直球と変化球のコンビネーションが良く9三振を奪い1失点完投。明秀日立は六回に石川の中前適時打で先行したが、九回2死二、三塁の好機を生かせず、エースの猪俣を援護できなかった。 ◇市和歌山・半田真一監督 (先発の米田は)ストライクゾーンに的を絞らせない組み立てで良く投げた。打線はセンター中心に低い打球を打っていく意識。(米田のサヨナラ打は)打撃もいいので、期待しかなかった。 ◇明秀日立・金沢成奉監督 相手の米田投手は力で押してくると思ったら変化球を含めて的を絞らせない投球をされた。逆にうちは狙い球を絞りやすい配球になったのが差になった。最後は配球を指示できず悔いが残る。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。