【山口県】[光市議会]一般質問で部活地域移行 地域クラブは22団体、指導者は30人
山口県光市の中学校部活動の地域移行について同市議会一般質問で中村譲議員(こう志会)、小林隆司議員(かいこう)、河村龍男議員(無所属)の3人が質問した。 18日に登壇した小林議員は、受け皿となる地域クラブ活動団体の登録数、公認指導者の確保、地域クラブ活動団体と市教委の連携などと、地域移行が同市のスポーツ振興と文化振興に与える影響を質問した。 再質問では保護者負担の軽減などをただした。 これに対し伊藤幸子教育長は、スポーツ活動9団体、文化芸術活動7団体、その他の6団体の計22団体が登録し、公認指導者はスポーツの19人とそのほかの11人を合わせて30人になっていると説明。 スポーツ、文化振興への影響では5中学校の間でも部活動が最も少ない学校は5部、多い学校は14部と差が出てきていて学校間の公平を担保できなくなっている現状を述べた上で、「地域で活動を続け、指導者として子どもに教えるようになる好循環を生み出したい」と活動継続への期待を話した。 経費負担には「困窮家庭の対策を国、県に要望するとともに先進地の事例を調べ、対応策を検討したい」と述べ、具体策は示さなかった。