【有馬記念】レガレイラが大接戦制し64年ぶり3歳牝馬V!今年未勝利の鬱憤晴らしGI2勝目 戸崎圭太騎手「気持ちで負けないようにと思って乗っていました」
12月22日の中山11Rで行われた第69回有馬記念(3歳以上オープン、GI、芝2500メートル、定量、15頭立て=ドウデュースが出走取消、1着賞金=5億円)は、戸崎圭太騎手の5番人気レガレイラ(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)が好位追走から勝負どころの2周目の3~4コーナーをスムーズに回ると、直線ではシャフリヤールとの壮絶な叩き合いになり、最後わずかハナ差制しV。今年未勝利の鬱憤を晴らし、2つ目のGIタイトルを獲得した。3歳牝馬よる有馬記念制覇は、1960年スターロツチ以来、64年ぶり2頭目の快挙。タイムは2分31秒8(良)。 ハナ差の2着にはシャフリヤール(10番人気)、さらに1馬身半差遅れた3着にダノンデサイル(2番人気)が入り、1番人気のアーバンシックは6着に敗れた。 有馬記念を勝ったレガレイラは、父スワーヴリチャード、母ロカ、母の父ハービンジャーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は8戦3勝。重賞は23年ホープフルS(GI)に次いで2勝目。木村哲也調教師は22年イクイノックス、戸崎圭太騎手は14年ジェンティルドンナに次いで有馬記念2勝目。 ◆戸崎圭太騎手(1着 レガレイラ)「寒い中、たくさんの声援をありがとうございました。本当にレガレイラに感謝したいと思います。スタートが鍵だなと思っていて、少し出遅れた感じはあったけど、二の脚がよくて、スムーズなリズムで道中は走ることができました。接戦ということで、気持ちで負けないようにと思って乗っていました。(勝ったかどうかは)全く分からなかったです。(勝ちが分かった瞬間は)心の底から、うれしさが込み上げてきて、乗せていただいたオーナー、スタッフに感謝したいと思います。(2014年にジェンティルドンナで有馬記念を勝ってから)長い年月が経ちましたが、また勝ててうれしいですし、さらに頑張りたいです」