イニエスタこそ《スペイン史上最高の選手》? シャビ、ビジャ、カシージャスをも超える異次元のテクニシャンへの評価
スペインにW杯をもたらした英雄
8日、バルセロナやヴィッセル神戸で活躍した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが現役引退を表明した。 [動画]CLでも見せてきたイニエスタ異次元のプレイ集 スペイン代表ではEURO、ワールドカップ、クラブでもチャンピオンズリーグを複数回制するなど、イニエスタは数多くの成功を収めてきた。そのキャリアを振り返るうえで、スペイン『MARCA』は「史上最高のスペイン人選手は誰だろうか」と取り上げている。 ラウール・ゴンザレス、ダビド・ビジャなど候補者は複数いるが、イニエスタも有力候補であることは間違いない。同メディアのファン・カストロ記者は、ワールドカップでの結果を重要視。2010年の南アフリカ大会を制した世代を中心にピックアップしており、その中でもイニエスタこそがNo.1との見方を示している。 「私は『2010年の世代』に焦点を当てていて、当時のチームには各ポジションにスペイン史上最高の選手たちがいた。カシージャス、セルヒオ・ラモス、カルレス・プジョル、ジェラール・ピケ、シャビ・エルナンデス、セルヒオ・ブスケッツ、ビジャなどだ。しかし個人的には、シャビとイニエスタの卓越生を超える選手はいなかった。2人はゲームを美しく支配していた。そして世界的な影響力を備えていた。その中で、僅差で私はイニエスタを選んだ。その差は、ワールドカップ決勝で優勝を決めるゴールがあったからだ」 イニエスタは2010ワールドカップ決勝のオランダ戦で、延長戦にセスク・ファブレガスのパスを受けて決勝ゴールを決めた。あのゴールの重要性は説明不要で、スペインに栄光をもたらす一撃だった。 また『UEFA公式』はチャンピオンズリーグで見せてきたイニエスタの美技を映像にまとめて振り返っている。テクニックは当時の黄金期のバルセロナでもずば抜けていて、リオネル・メッシにも負けない才能だったと言えよう。
構成/ザ・ワールド編集部