上田桃子の妹分「千田萌花」が迫られたゴルフ人生の二択! "アマチュアをやめて強くなった"
日本女子オープン(大利根CC・西C/9月26~29日)の初日、イーブンパーの24位タイグループに見慣れない名前があった。「千田萌花」。辻村明志プロの門下生で上田桃子の妹分だ。JLPGAのプロテストを通ったわけでも、ティーチング資格を持っているわけでもないが、アマチュアを示す「@」の記号が名前の前にはない。そんな千田萌花に迫った。 古江彩佳 最新クラブセッティング
千田萌花は予選会を突破し、今大会に出場。初日、4バーディ4ボギーのイーブンパーでまずまずのスタートを切った。 プロテストを受験中でファイナルを前に、プロの試合で好成績を狙っている。 「難しいコースですが、パープレーで回れてよかったです。もちろん優勝も狙います」 ツアーの実績はないが、今大会は自信を持って臨んだ。 「今年はミニツアーでたくさん試合に出て経験を積みました。昨年までと違ってゴルフを楽しむことができています」
千田は上田桃子や吉田優利、渋野日向子らとコーチが同じ。辻村明志プロを師事し、船橋の練習場で技術を磨いてきた。昨年まではアマチュアとしてプロの試合に出場することもあったが、出られる試合は数少ない。 そこで、アマチュアを続けるか、プロ転向するか、選択に迫られた。 千田は少額でも稼いで試合経験を積めるプロ転向の道を選択。 辻村コーチは試合経験が初日の成績につながったのではないかと話す。
「試合に出ることはラウンド経験を積むことだけではありません。試合で失敗したら、次はどうすれば成功するか、練習にフィードバックする。その積み重ねが強さとなる。ただ練習してスウィングを作っているだけでは強くなりません。30試合以上ミニツアーに出ていると、調子が悪いながらにスコアを作るという経験も得られる。アマチュアからプロ転向の道を選んだことが、(千田)萌花にとっていい選択になったのではないでしょうか」
2日目は雨予報で、ティーショットはランが出にくく、ラフに入れば水を含んでショットはさらに難度を増す。 結果はどうあれ、1打1打が千田にとっての血と肉となる。 最終プロテストを前に、難しいと言われる今年の日本女子オープンで、さらに上を目指していく。 ※2024年9月27日8時一部修正しました
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