田村市猛攻9得点 吉田、大けが乗り越え先制打 市町村対抗ソフトボール(10月12日)
▽2回戦 田村9―4本宮 田村市の4番で主将の吉田勝は大けがを乗り越え、チームを勝利に導く活躍を見せた。先制打を含む2安打の結果に「最低限の仕事ができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 前回大会は試合の2カ月前に右膝の半月板を損傷した。仲間の応援に回り、主将として声援を送った。週2回の練習はキャッチボールなど膝に負担をかけないメニューに取り組んだ。本格的に練習を始めたのは今年8月。「思うように動かせなかったが、できることをひたすらやってきた」と振り返った。 一回表1死二、三塁の場面で打席が回ると、集中力を高めた。低めの変化球を中前にはじき返し、先制点を挙げた。内野安打や四球などで4度出塁し好機を演出した。 頼れる主将の復帰にナインが奮起し、チームは9得点の猛攻を見せた。目標は優勝。吉田は「全ての打席で塁に出て、チームに貢献する」と闘志を燃やした。