渡辺明九段「独特の緊張感あった」 5年ぶり4度目のJT杯優勝／将棋
将棋の渡辺明九段（40）が24日、東京・有明の東京ビッグサイトで行われた「将棋日本シリーズ 第45回JTプロ公式戦」の決勝で先手の広瀬章人九段（37）を106手で破り、5年ぶり4度目の優勝を果たした。 渡辺九段は公開対局に集まったファンを前に「決勝戦の独特の緊張感があった。途中から思い切った方針でいった。最後は局面が良さそうだったのですが、時間が無くなって焦りもあったんですが、何とか勝ち筋を発見することができました」とあいさつ。拍手を浴びた。 対局は振り駒の結果、広瀬九段の先手番に。渡辺九段が中盤から抜け出し、的確な指し回しで勝ち切った。 JT杯は、JT杯覇者やタイトルホルダー、前年度賞金ランキング上位者を合わせた12人の棋士が公開対局で戦う早指し棋戦。渡辺九段は一般棋戦では12回目の優勝となった。
