トライアスロン佐藤優香が現役引退 リオ五輪代表、病気とも闘う 17日の日本選手権がラストレース
トライアスロン女子で16年リオデジャネイロ五輪15位の佐藤優香(32=トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ)が現役引退することが16日、分かった。所属先が発表した。 【写真】アジア大会トライアスロン混合リレーで金メダルを獲得し、抱き合って喜ぶ(左から)佐藤優香、細田雄一、古谷純平、高橋侑子 17日に行われる日本選手権(東京・台場)が現役最後のレースとなる。 佐藤は10年ユース五輪で金メダルを獲得。アジア大会も3大会連続で出場した。19年には体の新陳代謝を促す甲状腺ホルモン作用が低下した「甲状腺機能低下症」と診断されたが、挑戦を続けていた。 ▼佐藤のコメント 日頃より温かいご支援いただきありがとうございます。この度、第30回日本トライアスロン選手権をもって選手のキャリアに終止符を打つ事を決意しました。本格的に競技を始めて19年となりますが、これまでトライアスロン競技を通じて数多くの経験を積ませていただき、皆様から計り知れない大きな力をいただいて競技人生を全うできる事を心から幸せに思います。 日本選手権が現役として最後のレースとなりますが、私の気持ち全てを出し切り、最高のパフォーマンスでレースを戦い、これからのチームを担う後輩たちに繋いでいきたいと思っています。応援、よろしくお願い致します。