M-1準優勝・バッテリィズ、ミルクボーイ以来の衝撃か…無名からの飛躍「シンプルで分かりやすい」
■ 昨年初の「敗者復活戦」、苦悩明かす一幕も
2023年、初の敗者復活に進出したバッテリィズ。当時のインタビューでは、「やっぱり、自分らのことをまったく知らない人がたくさんいるんで。やり辛いとかではなく、こじ開けられへんみたいな」(寺家)「笑ってないお客さんの方に向いて「なんで笑わへんねん!」って感じで攻めたんですけど、何も変わらなかったですね(笑)」(エース)と、初の東京での漫才披露に、難しさを口にしていた。 エースの「アホでピュア」というキャラに目が行きがちだが、「実は僕もめっちゃアホなんです」と笑う寺家。「『M-1』ではエースのところできっちり笑ってもらいたいので、僕の方に武器があると思われないように。『M-1』はボケで笑わず、ツッコミが利くことが多いと言われているんですが、あえてツッコミを入れないようにという意識でやっています」と意気込んでいた。 エースは「僕は昔からずっと『M-1』が好き。甲子園みたいな、決勝へ行ったら地元でヒーローになれる・・・漫才師である以上はずっと出たい場所です」と語っていた。 最終決戦では、3票(若林、礼二、哲夫)を獲得、令和ロマンに惜しくも敗れ2位となったが、「神回」との声も挙がった記念すべき20回目の『M-1』大会で、今回の活躍は間違いなくヒーローそのものだった。