楓奈、審査員デビュー 富山・スケボー大会 プロツアー帰国後駆け付け
●「楽しさ知ってほしい」 東京五輪スケートボード女子ストリート銅メダリストの中山楓奈(ふうな)選手(19)=ムラサキスポーツ、富山市出身=が14日、自身が監修した同市湊入船町の「ニックス アーバンスケートパーク」の大会「ニックス スケートバトル」で初めて審査員を務めた。中山選手は、次々と繰り出される技に「スケートボードの楽しさをみんなに知ってもらいたい」と話した。 【写真】大会後、参加者と記念写真を撮る中山楓奈選手(前列左)=富山市湊入船町 ●監修の施設で開催 中山選手は、13日にオーストラリアで行われた世界最高峰プロツアー「ストリートリーグ(SLS)」で3位になった後、帰国してスケートバトルに駆け付けた。開会式にトロフィーを持って登場すると、会場から「おめでとう」と祝福の声が上がった。 中山選手は開会式後、取材に対し、「パリ五輪に出られたのも今回3位になれたのもこのパークのおかげ。イベントには積極的に参加したい」と話した。初めて審査員を務めることについては「下の世代の滑りを見られるのが楽しみ」と語った。 昨年8月に完成したパークで大会が開催されるのは初めて。オープンクラスと上級のエキスパートクラスに分かれ、富山、石川、新潟から8~23歳の25人が出場した。 エキスパートクラスで優勝した富山市奥田中2年の笹山永蓮(とはす)さん(13)は「練習していた技を決めることができてうれしい。プロのライダーを目指す」と喜んだ。ほぼ毎日パークに通っている金沢市十一屋小6年の榎並琴音さん(11)は「楓奈ちゃんは優しくて、私の神様。オリンピックに出られるよう、これからも頑張る」と語った。 パークを整備した建設コンサルタント「NiXJAPAN」(富山市奥田新町)が主催した。 中山選手は富山新聞でコラム「楓奈のスケボーnote」を連載している。