三社みこし「時代に合わせ楽しく」 けさ事務所開きで安全祈願 三重・松阪
7月13日の宵宮向け 安田さん(ライオン写真館)が新会長に就任
7月の「松阪祇園まつり」に向け、三社みこし世話人会(安田和東会長)は3日午前10時から、三重県松阪市大黒田町の旧店舗で本年度の事務局開きを行った。世話人会や御厨(本町)、八雲(日野町)、松阪(殿町)の各神社、事務局を担当する松阪青年会議所(後藤禮雄理事長)の関係者ら約30人が集まり、安全を祈願した。 三社みこしは、松阪三大祭りの一つ松阪祇園まつりの目玉。三社のみこしが出て、担ぎ手の「チョーサヤ」の掛け声と共に中心市街地を勇壮に練る。日野町交差点での練り込みがクライマックス。今年は7月13日に宵宮(よみや)、14日に本日(ほんび)を予定する。 世話人会の会長は今年、青木開発㈱の青木登喜雄代表(67)=茶与町=から、平生町のライオン写真館の安田和東代表取締役(65)=同町=に交代した。 青木さんは2016(平成28)年に会長に就き8年間務めた。6代目となった安田会長は、松阪青年会議所の副委員長として1989(同元)年の同会の立ち上げ当初から携わってきた。就任に当たり、担ぎ手が少なくなっていることなどを踏まえて「神事的なことは崩さないが、堅苦しくなく、今の時代に合う楽しいみこしになれば」と話している。 この日は、御厨神社の垣本長生宮司により神事が執り行われ、祭りの安全と成功、新型コロナの終息を祈願した。 安田会長は「今年も盛大に安全に松阪の皆さまに喜んでいただける三社みこしを開催させていただきたい」とあいさつした。 最後は、出席者全員で威勢良く「チョーサヤ」の掛け声で締めくくった。