釧路のk─Biz、相談件数1万件達成
地元の経営者や起業を考えている人を支援する無料相談所、釧路市ビジネスサポートセンター「k─Biz」(北海道釧路市北大通4、澄川誠治センター長)は、開設してから今年2月で相談件数が1万件を達成した。1万件目の記念すべき相談者は釧路初の医療アートメイク店「artmakeharuka」を起業した河村遙さんで、4月に達成セレモニーを行った。 同センターは2018年8月に開設。今年3月31日までの相談実績は、個人事業主、起業しようと考えている人を含め1115事業者で、相談対応件数は1万238件となり、市内が約8割を占める。相談に訪れる事業者の職種はサービス業が最も多く、小売業、飲食業と続く。相談内容は新商品・サービスが最も多く創業、人材確保育成と続く。同センターの調査によると、利用者の約8割が「良い変化があった」と回答。売り上げが上がったと答えた人は約3割となっている。 1日約7、8件の相談(相談時間は1回1時間)は主に澄川センター長をはじめ、田辺貴久副センター長、佐々木圭一ITアドバイザー(非常勤)で受けている。澄川センター長は「1万件の人がここに来てもらったということが、われわれとしては話が聞ける、提案できる機会を頂いたこと。1万回話を聞けたことはありがたい。ここに来て自分の事業が少しでも前に進む、良い変化を起こせるという期待に応えられるような施設として続けていきたい」と話している。