【日本株】2024年春「おすすめ大型株」2銘柄を紹介!注目は業績好調&増配の「ブリヂストン」と、一過性の減益はあれど、来期は成長が見込める「村田製作所」!
【2024年・春のおすすめ大型株】アナリストが”買い”と評価するのは「ブリヂストン」と「村田製作所」! 【図版】2024年・春のおすすめ銘柄! ●業績好調で増配を計画する「ブリヂストン」と、 足元は減益ながら通期予想は据え置いた「村田製作所」に注目! 日経平均株価は史上最高値を更新し、4万円台に到達している。日本株全体が好調だが、特に大型株は値上がりしているものが多い。これは、現在の株高を主導している外国人投資家に、国際的な知名度のある大企業が買われやすいためだ。 しかし、当然ながら大型株なら何でも上がるわけではない。業種による違いだけでなく、業種内での優劣もある。例えば、半導体関連株は注目度が高いが、実は現在の事業環境は必ずしも良くない。そのなかで、業績や市場の評価は明暗が分かれている。 この先、さらに上がる株と、下がる株に二極化していくことは大いにあり得る。また、これから上がる出遅れ株もあるはずだ。しっかり選んで、新時代の日本株投資に臨みたい。 こうした背景を踏まえて、ここからは東証プライム、東証スタンダードに上場する「大型株」のうち、アナリストが業績をチェックしたうえで、投資判断を”買い”としている2銘柄を紹介しよう! (※最低投資額などの数字は、2024年3月4日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど16名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。 一つ目の銘柄は、今期は増収増益、増配を計画するブリヂストン(5108)だ。 ブリヂストンは世界2位のタイヤメーカーで、乗用車から農業機械、鉱山車両等まで幅広い用途に供給する。前期は増収増益で着地。新車用は半導体不足の影響から回復。市販用は景気減速の影響で需要が落ち込むなか、高付加価値の「断トツ商品」を投入し、収益性改善に注力した。鉱山用はシェア向上を達成し、全社業績を下支え。今期も増収増益、増配の計画。景気減速の懸念やコスト増など厳しい状況が続くが、強みを生かしてさらなる成長を目指す。 続いて紹介するのは、一時的に減益も、期待できる要素が多い村田製作所(6981)だ。 村田製作所は高周波モジュールやコンデンサがスマホ向けに伸びるも、ゲーム向けのリチウムイオンバッテリーなどが減少。10~12月の売上は前年同期比5%増、3%の営業減益に。前四半期比では0.8%の微減収、14%の営業減益。減収に加え、稼働率低下などで減益となったが、棚卸評価や設備廃棄など一過性の要因もある。第4四半期は能登半島地震の影響を想定も、通期計画は据え置き。情報端末向けのコンデンサ需給が改善しており、達成できる見通しだ。
ザイ編集部
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