杉村太蔵が入隊? 防衛装備品に商機
実は北海道には、ある防衛装備品の国内シェア8割を占める会社がある。小樽に本社を置くサイダだ。 サイダが高いシェアを占めるのは迷彩柄の雨具。陸・海・空の全てを手掛ける。特殊な糸を使用して強度を保ちながら、職人の技で仕上げていく。齋田義孝社長は「日本製の縫製品は現在は極めて少ないが、防衛生産基盤強化法ができたことでその部分が底上げされれば」と期待を込める。 千歳にある菱重特殊車両サービスは、戦車のメンテナンスを専門とする会社。売上高は約100億円。この分野では大手だ。 工場内には戦車がずらりと並ぶ。全ての部品を取り外した上で消耗品を交換、新品に近い状態へと復元するオーバーホール作業を実施中だという。 門岡平八取締役は、「法の施行で我々のようなアフターサービスを行う企業にも日の目が当たることを期待する」と話す。若い働き手の不足という事態に直面していて、この点の改善につながれば良いとの考えも示した。
杉村さんは「こうした分野への政府の支援はまだ十分とは言えない。知られざる技術にもっと目を向けるべき」と指摘した。 (2024年6月15日放送、テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)