ホンダe：NP2

本田技研工業の中国現地法人である本田技研工業（中国）投資有限公司は2024年4月25日、中国・北京で開幕した北京モーターショー2024（一般公開日：4月29日～5月4日）において、電気自動車「e：Nシリーズ」の第2弾となる「e：NP2」を発表。自動車の製造販売で協業している広州汽車集団を通じ、同日、発売した。また同じく四輪車生産販売の合弁会社である東風汽車集団からも、新型EV「e：NS2」を同年6月に発売すると発表した。 【写真】ホンダが中国で展開するもうひとつの電気自動車群、「Ye（イエ）」シリーズのデザインを見る（9枚） e：NP2／e：NS2は、新たな価値を持つEVを目指して、e：Nシリーズ共通のコンセプト（「動」「智」「美」）にさらに磨きをかけたという新型車。 クリーンで知的さを感じる室内空間に合わせて、人とクルマが一体になったような走りを提供することで、爽快な移動体験の実現を目指したという。 テーマごとの製品ハイライトは以下のとおり。 【動】 e：Nシリーズ専用の「e：N Architecture F」をベースに、ホンダが培ってきたダイナミクス技術を融合することで、人車一体感がある爽快な走りを追求。IPU（インテリジェントパワーユニット）には大容量のバッテリーを採用するとともに、バッテリーの制御技術を高め、走行抵抗を低減。e：NP2では545kmの航続距離（中国CLTC基準）を実現している。 【智】 大型のヘッドアップディスプレイや、機能と連動した光の演出などで、先進的かつ機能性の高いHMI（ヒューマン・マシン・インターフェイス）を実現。標準装備となる12.8インチの大型ディスプレイオーディオと、中国におけるEV専用のコネクテッド技術「Honda CONNECT 4.0」の進化により、利便性・快適性を追求した。冬季も快適に使えるよう、エアコンとヒーターの協調制御で電力消費を最小限に抑え、乗員を効率よく暖めることが可能なインテリジェントヒーティングシステムを、ホンダ車として初めて採用した。 【美】 SUVのようなユーティリティーの高さとセダンのような流麗なフォルムを両立させつつ、洗練された未来感のあるエクステリアデザインを実現。インテリアでは、インストゥルメントパネルに水平基調のすっきりしたデザインを採用。上質な素材に包まれる心地よい空間を目指した。また、大型ディスプレイオーディオやスマートフォンのアプリから好みの香りを選択し、その香りを車内へと拡散させるアロマシステム（ホンダ初）も備わる。 （webCG）