鹿児島FW端戸仁が今季限りで現役引退「ここ数年は朝起きてからプレー中までずっと痛みがあり…」
鹿児島ユナイテッドFCは18日、FW端戸仁(34)が今季限りで現役を引退することを発表した。 【動画】アウェー中国戦の裏で起きていた珍事…日本代表FWがSNS上の声に反応「わざと」 神奈川県出身の端戸は横浜F・マリノスユースから2009年にトップチームへ昇格。その後、ギラヴァンツ北九州、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディでもプレーし、2022年8月に鹿児島へ期限付き移籍した。 翌2023年に完全移籍すると、同シーズンはJ3リーグ戦34試合に出場し、チームトップタイの8ゴールを記録。2位でのJ2昇格に大きく貢献した。今季は負傷の影響もあり、J2リーグ戦の出場は3試合。11月に契約満了が発表されていた。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント ●FW端戸仁 (はなと・じん) ■生年月日 1990年5月31日(34歳) ■出身地 神奈川県 ■身長/体重 178cm/70kg ■経歴 横浜北YMCA-横浜FMJrユース-横浜FMユース-横浜FM-北九州-横浜FM-湘南-東京V-鹿児島 ■出場歴 J1リーグ:58試合6得点 J2リーグ:148試合27得点 J3リーグ:44試合9得点 カップ戦:13試合2得点 天皇杯:20試合1得点 ACL:2試合1得点 ■コメント 「今シーズンで現役を引退する決断をしました。 まずは僕を高校卒業するまで何不自由なく育ててくれ自由に好きな事をさせてくれた父の久仁夫、母、千恵美に特大の感謝をしたいと思います。 本当にありがとう。 そして最後の2年半は単身で寂しい思いをさせてしまったし、騒がしい子供2人を1人で見てくれた妻の朱莉、本当に感謝しています。 自分の現役生活を振り返るとまず頭に浮かんできてしまうのが怪我の多さでした。 合計6度の手術を繰り返し、ここ数年は朝起きてからプレー中までずっと痛みがあり正直練習を100%の出力でプレーすることは一度もできませんでした。 そんな中でも公式戦のピッチに立って熱い応援を聞くたびに自分を奮い立たせてくれたサポーター・スポンサーの皆さんには感謝しかありません。 決して成功したキャリアとは言えないプロ生活でしたが、サッカーという偉大なスポーツが出会わせてくれた数々の人たちは僕の人生でいちばんの宝物です。 自分1人では何一つ成し遂げることはできなかったし、仲間がいなければきつい練習も乗り越えていけなかったと強く思います。 これから何をするかはまだ何も決まっておらず不安の方が大きいですが、どんな道に進んだとしても人への不義理をしない事や感謝だけは忘れずに生きていきたいと思います。 16年間本当にたくさんの応援をありがとうございました。」