会津西街道沿い観光活性化を 関係団体が連絡協議会設立 福島県
福島県の会津若松観光ビューロー、会津美里町、下郷町、大内宿の各観光協会は25日、会津西街道連絡協議会を設立した。江戸時代に会津地方と栃木県を結んでいた会津西街道沿いの観光団体がスクラムを組み、広域的な観光振興を図る。 会津西街道(日光街道、下野街道)沿いには会津若松市の鶴ケ城や御薬園、会津美里町の向羽黒山城跡や伊佐須美神社、下郷町の大内宿や塔のへつりなど会津の歴史や文化を代表する観光資源が数多く存在する。これらの地域資源を活用して、日光や首都圏からインバウンド(訪日客)を含む観光客を誘致する。周遊を促進してエリア内での消費額の拡大につなげる。具体的な事業は今後協議し、来年度からの開始を目指す。 設立総会は会津美里町本郷インフォメーションセンターで開かれた。会長に就いた福島一郎会津若松観光ビューロー理事長は「それぞれの地域の強みを生かし、一体的にPRしたい」と呼びかけた。設立発起人代表で副会長に就任した水野俊彦会津美里町観光協会長は「広域で連携し観光客誘致につなげていきたい」と訴えた。星明下郷町観光協会長も副会長となり、湯田盛雄大内宿観光協会長が監事に就いた。