能登半島地震の被災地では、各地でボランティアによる復旧作業が進められています。この中、石川県志賀町ではボランティアの宿泊場所として「インスタントハウス」と呼ばれる簡易住宅の建設が始まりました。 【写真を見る】2時間ほどで完成できるスピード感が特徴 ボランティアの宿泊施設にインスタントハウスが完成　 ウレタン製の簡易住宅「インスタントハウス」は、断熱性・遮音性に優れていて、2時間ほどで完成できるスピード感が特徴です。志賀町の「能登リゾートエリア増穂浦」には、15棟が建てられることとなり、4日から建設が始まりました。 記者 「発泡ウレタンの断熱材が構造体となっている世界初のこのハウス。安全性と快適性を備えています」 20平方メートルのスペースには、最大8人の宿泊が可能です。 名古屋工業大学 北川啓介教授 「（建設に）3倍（時間が）かかれば、3倍我慢しないといけない時間も長くなってしまうし、とにかくスピーディーに大量に1人でも1日でも早く、快適で安全な環境を作っていきたいと思いやっている」 被災地でのボランティア活動は、移動時間が長くかかることが課題となっていて、これまでに穴水町にもボランティア用の宿泊施設ができています。この宿泊施設は6日までに設置され、最大で100人が宿泊できると言うことで、支援活動の効率化が図られます。