山響50年の軌跡を一冊に 本紙記事まとめ、記念誌完成
山形交響楽団は創立50周年を記念した冊子「山響クロニクル―50年の軌跡―」を製作した。本紙で連載した記事をまとめたもので、園部稔理事長らが17日、寒河江浩二山形新聞会長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)らに完成を報告し、記念誌を贈った。 山響は1972(昭和47)年に東北初のプロオーケストラとして誕生し、2022年に創立50周年を迎えた。山響クロニクルは設立当初から現在までの歩みを振り返ろうと、22年4月から30回にわたって本紙で連載した。 園部理事長と西浜秀樹専務理事が山形市の山形メディアタワーを訪れ、寒河江会長、佐藤秀之山形新聞社長、板垣正義山形放送社長と懇談。「外部の目線で楽団の歴史を追ってもらえたことは画期的だった。一つの区切りに、連載を一冊に残せたことは大きな意義があると思う」と話し、冊子を手渡した。 記念誌は2千部作成し、県内全ての学校や図書館、自治体などに配布する。