【バレー】KUROBEアクアフェアリーズ富山・永澤詩音「自分がSVリーグでプレーできるとは思っていなかった。パスが崩れてもミドルを積極的に使って、日々挑戦していきたい」
バレーボールSV女子のKUROBEアクアフェアリーズ富山、永澤詩音選手のコメントをお届けする。 永澤選手は茨城県出身、ポジションはセッター。中京大学を卒業後、道内出身者が多数を占めるアルテミス北海道(3部相当)に入団し、チームの中心でもあった奥山優奈選手と共に、コート内の司令塔として活躍した。 その後、人事面で波乱があった前チームを退団。ステップアップする形でV1(1部)のKUROBEに移籍加入を果たした。 チームは川北元新監督の指揮のもと、SVリーグに挑む。バレー人生が大きく動き始めた永澤選手はどのように現状と向き合っているか。その心境を聞いた。 (*取材日7月14日 中部日本総合バレーボール選手権会場にて) ――サマーリーグ、中部総合バレーと徐々に試合に出る機会も増えてきました。現在のプレーの手ごたえは? 永澤:まだまだ思うようなプレーはできていませんね。リーグに向けて課題があると感じてます。 ――具体的には? 永澤:そうですね。一番はやっぱりプレー中のコミュニケーションですね。ちょっとしたミスが多く出ていますので、練習からそこを詰めて、リーグではそういったズレがないようにしていきたいですね。 ――セッターにもいろんなタイプがあると思います。永澤選手はどういうプレーを得意にしていますか? 永澤:自分はミドルブロッカーを使って攻撃を組み立てていきたいと考えています。試合ではたとえパスが崩れてもミドルを積極的に使っていきたいですね。 ――加入して、チームの印象は? 永澤:サイドのトスが速いな、と感じています。まだスパイカーと完璧にコンビが合っていないところもあるので、今後上手く合わせていきたいですね。 ――感じたアクアのバレースタイルは? 永澤:拾って、拾って、速い攻撃で切っていくようなスタイルだと思っています。点を取ったときにはみんなでコート走り回って喜ぶ。そういうのもすごく魅力ですね。 ――アルテミス北海道から移籍して、SVリーグで戦うことになりました。国内バレー最高峰のSVリーグ。どのように向き合っていこうと思っていますか? 永澤:正直、自分がSVリーグでプレーできるとは思っていませんでした。本当に縁とタイミングだなって感じています。自分にはまだまだ足りないところもあります。日々挑戦という気持ちで成長して、コートで活躍できたらいいなと思います。 ――今の段階でチームに求められていることは? 永澤:監督(川北元日本代表統括コーチ)も合流前ですので、今は土台の部分をしっかり作って欲しいと言われています。ゲンさん(川北監督)が合流すれば組織面をやっていくことになると思いますので、それまでに自分の技術やコンビネーションを完璧にしておきたいと考えています。 ――ファンに向けて。 永澤:昨年から応援してくれている方にも、アクアで新しく私を知っていただいた方にも、ここで活躍しているところをお見せしたいと思っています。応援よろしくお願いします。