45キロあった体重は38キロに “紅麹サプリ”摂取後に体調悪化の40代女性 診断名は…「ファンコニー症候群」
カドミウムの慢性中毒による「イタイイタイ病」という有名な公害がありますよね。この患者の中には「ファンコニー症候群」になったという事例もあるそうなんです。濱野医師はそのように、教えてくださいました。 ■「ファンコニー症候群」なぜ起きた…“意図しない物質”が原因か? 日本腎臓学会によれば、小林製薬の「紅麹サプリ」を摂取し、健康被害が報告された95例(4月9日時点)のうち、大半がファンコニー症候群だということがわかっています。その中で、ファンコニー症候群の患者とそれ以外の患者は、今回の健康被害を少し分けて考えた方が良いかもしれません。 濱野医師は、ファンコニー症候群の方は薬剤や重金属類などが理由の可能性が、そしてそれ以外の方というのは、もしかしたらそもそも腎機能が低下していて、たまたま紅麹サプリを飲んでいた可能性もあるということを言っておりました。 ファンコニー症候群は、なぜ起きたのかということなんですが、「紅麹サプリの製造段階で、意図しない物質が発生したか、意図しない物質が混入した可能性がある 」と濱野医師は指摘してました。 小林製薬はホームページで「当社の想定していない成分を含む可能性がある紅麹原料を使用した『紅麹コレステヘルプ』の製造番号は以下の通りです」と紹介しています。 実は先ほど紹介した40代の女性が摂取していた紅麹サプリというのは「H3027」で、この中にありました。このH3027の40代の女性が飲んでいた紅麹サプリを3粒、お借りしました。 成分調査をするような研究機関に依頼して、「いったい中身に何が含まれていたのか」「何が原因だったのか」というのを、今後追跡調査してまいります。
CBCテレビ
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