1日3本、しまいにゃ1本!?「札沼線」の端っこがあった頃……バスを使うと楽しさ爆増すぎた!
■バスを使うと広がった!!札沼線遊びの幅
乗り鉄趣味で他の路線と繋がっていない終端駅へ向かう場合、終点に着いたら駅周辺を軽く見て回り、乗ってきた列車で来た道を戻るのが定番であるが、2回目以降となれば新しい刺激を求め、だんだん変化が付いてくる。 全区間乗り通しとは言わないので、ちょこっと札沼線の端を「つまみ食い」するくらいで良いんだけど…そう考えたくなる時だってある。何か方法ないかな?と思って目をつけたのが、そう、路線バスだ。 札沼線はJR函館本線と並行している区間が長く、新十津川駅と函館本線・根室本線の滝川駅との間はそう離れておらず、4kmほどだ。 既に1往復体制に変わっていた2017年の真冬。滝川に前泊する条件が自動的に発生したが、翌朝8時頃に滝川駅バスターミナルへ行くと、札沼線の浦臼駅まで向かう路線バスがつかまった。 当時、北海道中央バスが運行していた「滝川浦臼線」がそれで、乗っていくと終点の浦臼駅前に9時前に到着。浦臼駅に札沼線の新十津川行きが来るのが9:05で、ちょうど間に合う計算だ。
■滝川拠点のローカル路線バス+鉄道プチ旅
こうして滝川からバスを使って浦臼に来ると、新十津川まで約14km、22分くらいと短いながらも、ローカル線の鉄道旅をライトに堪能できた。 新十津川に着いた後も、新十津川駅近くにあるバス停で滝川行きのバスに連絡可能で、帰りの足に全く困らず滝川まで戻ってこられる、絶妙なバスの時刻設定には感謝しきりであった。 ……そんなバスを使った札沼線遊びも、鉄路が消えた今ではスッカリ夢のあと。2022年には北海道中央バスの滝川浦臼線まで廃止になり、鉄道だけでなく路線バス事情も激変した。 2024年6月現在、旧・札沼線沿線には鉄道代替バスが運行している。鉄道+以前の路線バスから、どのように変わったのか。最近の様子はまた別の機会に。