現場近くに住む43歳男を逮捕 犯行時の状況も明らかに…中3男女殺傷事件
日テレNEWS NNN
福岡県北九州市の中学生男女殺傷事件は発生から5日たった19日に、急展開を迎えました。殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、現場近くに住む43歳の男。犯行時の状況も、少しずつ分かってきました。 ◇ 発生から5日、事件は急展開を迎えました。 小倉南警察署長(19日正午ごろ) 「中学生被害の殺人等事件について、先ほど被疑者を殺人未遂で通常逮捕しました」 19日に殺人未遂の疑いで逮捕されたのは無職の平原政徳容疑者、43歳です。今月14日に福岡県北九州市小倉南区のファストフード店で、15歳の男子中学生を殺意を持って刃物のような物でケガをさせた疑いがもたれています。 この事件では、同じく中学生の中島咲彩さんが亡くなっています。“通り魔的な犯行”との見方が強まる中、警察は100人超えの態勢で捜査。そして、市職員が1000人規模の見守りを実施していました。 その中、平原容疑者は“現場からすぐ近くの自宅”で過ごしていたのでしょうか?
現場から約900メートルの場所に、平原容疑者の自宅はありました。 近隣住民 「えっ、ここの男の人? ウソ。捕まったって」 近隣住民 「最近物騒な事件が多いから、勝手口とか鍵を閉めていたけど。今の方が怖い、こんな近くにいるなんて」 平原容疑者については、周辺住民から苦情も… ──どんな声が聞こえる? 近隣住民 「怒ったような。おんどりゃーとか、なんとかーとか」 ──どこから? 近隣住民 「家の中から」 近隣住民 「時々お巡りさんを呼んだこともあったみたい。爆竹みたいなの投げたりとか」 近隣住民 「夜に大きい声で軍歌を流していたり。軍歌っていうのかな、最近の若い人の曲じゃない」 近隣住民 「家族をわーっと怒鳴り散らしていたり、3か月前ぐらいかな、急におとなしくなったかな」 今は一人暮らしだという平原容疑者。防犯カメラの映像などをきっかけに住所を特定した警察が監視を続けていましたが、平原容疑者は居留守を使って、鍵を開ける様子がなかったということです。 19日午前から家宅捜索が行われました。警察は刃物を押収。さらに…