松村総合病院 移転開業は2027年1月 福島県いわき市 当初計画より2年遅れ 資材高騰など背景
福島県いわき市のJRいわき駅北口に移転・新築される松村総合病院は、当初の予定より2年遅れた2027(令和9)年1月に開業する。長引く資材高騰などが要因で、工期が遅れ、工事費も膨らむ見通し。10日、同病院への取材で分かった。 既存施設の老朽化に伴う移転・新築で、2025年度の開業を予定していた。資材不足や高騰などで計画が進まず、病院を運営する磐城済世会と、JR東日本などが見直した。4月ごろに新たな基本設計に着手し、着工は今年12月、完成は2026年10月を見込んでいる。病院によると、6階建てとする建物の概要や診療科目など病院の機能に変更はない。移転までは現在の場所で診療を続ける。 敷地面積は約4200平方メートル、延べ床面積は約1万5400平方メートルを予定している。病床数は現在と同じ199床となる。