渡辺えり、推しメンは「ジュリー、平野紫耀、ディマシュ」6月新派公演「理屈じゃなく、気持ちで演じたい」
女優の渡辺えりが15日、都内で「初夏の新派祭」(6月1~23日、東京・三越劇場)の取材会に波乃久里子、喜多村緑郎、河合雪之丞、瀬戸摩純らと出席した。 「喜劇 お江戸みやげ」で結城(現在の茨城県)から呉服の行商で江戸に来て、役者の阪東栄紫にほれ込むお辻を演じる。役柄に共感する点について、沢田研二の大ファンとして知られる渡辺は「私の場合はジュリーです。時間があれば必ず、見に行きます。あと、平野紫耀、ディマシュ(カザフスタンの歌手)ですね」。波乃は「私は小栗旬と高橋一生ですね」と“推し”について語った。 6月の公演に向けて現在、稽古中。渡辺が新鮮な風を吹き込んでいるようで、波乃は「新派の世話物は、歌舞伎の型のようにパターン化してしまうところがある。えりさんが疑問を言ってくれるので、目から鱗(うろこ)。稽古が楽しい。弟(中村勘三郎さん)の友達ですが、今は私にとってもいい友達」。この日も渡辺の発言に波乃が吹き出して笑うなど、笑顔が絶えない取材会となった。 タイトルには「喜劇」と銘打っているが、渡辺は「お辻の気持ちを考えると切ない。台本を何度読んでも泣いちゃう。理屈じゃなく、気持ちで演じたい」と抱負を語った。
報知新聞社