世界初のインターンレスラーの鈴木翼選手 プロデビュー戦に密着 試合3週間前にケガするも「最後まで頑張りたい」 CyberFightの高木社長は「是非うちに入ってほしい」とラブコール
そして、いよいよデビュー戦。鈴木さんは「緊張しているが、やれることはやってきたつもりなので、最後まで頑張りたい」。
けがの状態は上向き、 試合にはなんとか間に合ったようだ。デビュー戦に向けリングを設営する鈴木さん。その顔には緊張がうかがえる。先輩レスラーの飯野さんに「顔色悪すぎだよ」 と心配されるほど。 「圧倒される。このレベルでやったことないので、すごく緊張します」
デビュー戦。相手の高尾蒼馬選手からの逆エビ固めを耐え、ロープに逃げる鈴木さん。押され気味だが、お客さんからの歓声に応えるかのように、高尾選手にフェニックス・スプラッシュをするが、不発。結果は敗北となってしまった。
試合を終えた鈴木さんは、プロとアマの違いについて「別競技というか、ソフトボールと野球ぐらい違う。まずは心の部分を強くして、結果的に良いレスラーに成長していきたいと思っている」と語る。
試合を見た高木社長は「相当緊張してたみたいで、ミスもあったが即戦力、見栄えもよかったし、この世界でやってやろうという気概も感じられた。そういう意味では100点満点のデビュー戦だった。鈴木君は是非うちに入ってほしい。でもインターン期間を終えて本人との話し合いだと思うので 僕らとしては来てほしいが、あとは彼がやってみてどう思うかだ。でも個人的には来てほしい」と高評価だ。 休憩時間にはファンとの交流も行った鈴木さんの顔には、ようやく笑顔が戻り始めていた。
試合を観たファンからは「鈴木選手は学園祭に出演しているのを見て、それきっかけでデビューすると聞いたので、ちょっと気になって観てみました。私は鈴木選手きっかけでプロレスを見るようになったので、これからもどんどん観て行こうと思います」。 鈴木さんは、ファンの声援について「聞こえました。やっぱりうれしかったです。すごく緊張したし、上手くいかなかった部分もあるけど楽しかった」。 世界初のインターンレスラーとしてデビューした鈴木さん。大学卒業後もDDTでプロレスを続けるのか。 進路を決めるインターン期間は、まだ始まったばかり。
「団体の雰囲気、選手の雰囲気が良くて、こんなに素敵な団体があるんだと思った。試合もユニークですごい団体だと思って、ここでやりたいと強く思った」 (『ABEMA Morning』より)