【定形郵便110円へ】2024年10月から「郵便料金」が値上がり! フリマサイトでお小遣い稼ぎをしていますが、“送料の負担”が増えるので困ります…やはり郵便業界も苦しいのでしょうか?
2024年10月から郵便料金が値上がりすることが発表されました。はがきの郵便料金は85円、定形郵便は110円に引き上げられます。郵便サービスを頻繁に利用する人にとって、送料の値上げは大きな負担となることが予想されます。なぜ郵便料金が上がるのでしょうか? 本記事では、郵便料金の値上げの背景とその影響について解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
2024年10月から郵便料金はどう変わる?
2024年10月から郵便料金が値上がりします。値上げ対象となる主な郵便物の現行料金と新料金は以下のとおりです。 ・通常はがき:63円→85円 ・定形郵便物(25グラム以内):84円→110円 ・定形郵便物(50グラム以内):94円→110円 ・定形外郵便物(規格内 50グラム以内):120円→140円 ・特定記録郵便:160円→210円 ・レターパックプラス:520円→600円 定形郵便物の重量区分は統合され、50グラムまでであれば一律110円になりました。また、通常はがきの料金と同様に、年賀はがきの料金も引き上げられます。
郵便料金値上げの背景
郵便料金が値上げされた原因の一つに、郵便利用率の低下が挙げられます。日本郵便株式会社によると、2001年度をピークとして郵便物数は大きく減少しており、今後も減少傾向は続くと予想されています。収益も大きく落ちていることは明白でしょう。 その一方で、物流コストや人件費などは上昇しています。収益の低下とさまざまなコスト増加に対応するために、郵便料金の値上げが避けられない状況であるようです。
日常生活への影響と対策
郵便料金の値上げにより、手紙や年賀状だけではなく、お中元やお歳暮などの季節の贈り物の送料が増えます。フリマサイトのやり取りで郵便局から荷物を発送している人もいることでしょう。 たった数十円の値上げとは言え、郵便サービスをよく利用する家庭によっては負担が積み重なり大きくなることが予想されます。また、企業はダイレクトメールの発送や商品の送付など、送料の増加が経費を圧迫するかもしれません。 送料を抑えたくても、郵便物そのものの大きさや重さを変えることは難しいため、なかなか対策のしようがないとも言えます。 一度に複数の郵便物をまとめて発送することで、送料を抑えられるサービスも存在しますが、100部以上の送付が必要だったり同一地区内の配達に限ったりと、一般家庭にはやや利用しにくいものです。 郵便料金を抑えるために、まずはサービスそのものの利用を見直すことを考えるのも一つの方法でしょう。日常生活のやり取りであれば電子メールやSNSを活用することで、郵便料金を節約できます。フリマサイトでは送料が高くなるものは出品せず、リサイクルショップに持ち込んだほうが売り上げが増えるということもあるかもしれません。
まとめ
郵便料金の値上げは、郵便サービスをほとんど使わない人にとっては影響が少ないかもしれませんが、手紙の送付や商品の発送を頻繁に行う人にとっては家計の負担が増える要因となります。 費用を抑えたい場合には、日常のやり取り程度であれば電子メールやSNSを活用して、郵便サービスの利用を減らすことを検討してみましょう。フリマサイトを利用している人は、送料の値上げを考慮した値段設定にしたり、リサイクルショップに持ち込んだりするのも良いでしょう。 出典 日本郵便株式会社 2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部