能登半島地震で表面化した課題【地域の孤立化】静岡県伊豆半島でも孤立化の危惧が
地元からも不安の声が
伊豆市観光協会土肥支部 山田伸次事務局長: 「陸の孤島にもなりかねないような地形ですので、大きな地震が来ると津波の他にも道路が寸断されたり、水の供給がなくなるとかそういうことが想定される。(能登半島地震は)日本海側のことだが、他人事ではない。海があるので海を使って船で食料を輸送することはできるとは思うが、港が壊れてしまえばそれもできないのでその点は不安」 土肥地区では住民を対象に、年に数回、避難訓練を行っていますが、能登半島地震で目にした光景は、その防災意識をさらに高めたといいます。 伊豆市観光協会土肥支部 山田伸次事務局長 「旅館なども避難地として活用できるし、旅館は数日分の食料などの備蓄もあるので、そういう面では避難地としては使えると思っている。心配ばかりしてもしょうがないので訓練を繰り返して安心安全な街づくりに努めていければと思う」 人命にも大きく関わる「集落の孤立化」。 伊豆半島の7市6町では臨時の市長町長が会議を開き、今後の対策について協議する方針です。