「フースーヤ」がNHK上方漫才コンテスト優勝 決勝で「たくろう」に1票差
上方演芸界の若手の登竜門大会「第54回NHK上方漫才コンテスト」が24日、NHK大阪放送局で行われ、「フースーヤ」(2016年4月結成=2年連続2回目)が決勝で「たくろう」(16年3月結成=19、20年に続き3回目)を1票差で制し、優勝した。コンビ結成やピン芸活動歴10年未満の参加105組の頂点に立った。 予選を勝ち抜いた8組が4組ずつ2ブロックに分かれて競った。Aブロックは審査員7人中5票でフースーヤが快勝。Bブロックは、3組が2票で並ぶ混戦だったが、再投票で1票を追加したたくろうが勝ち上がった。 決勝、フースーヤが修学旅行を楽しむ学生のネタを、ハイテンションなナンセンスギャグを多数交えて笑いを誘い、「競馬実況を2人で」のネタで挑んだたくろうを最終投票4対3の僅差で制した。審査員のトミーズ雅は「腕が上がった」と感心。ハイヒールリンゴは「永遠に見ていられる」と賛辞を送り、ますだおかだ・増田英彦は「比較対象がいない漫才。力技」とたたえた。 フースーヤは田中ショータイム、谷口理(おさむ)がともにギャグを連発し、ツッコミらしいワードが少なめなのが特徴。トロフィーを手にして再び悪乗りのギャグを披露して、谷口は「すみません、返上します!」と笑わせ「本当にうれしいです」と喜んだ。
報知新聞社