全国学力テストの結果公表、福井県はトップクラスの学力維持 中学3年では5年ぶりに1位の科目
文部科学省は2024年7月29日、小学6年と中学3年を対象とした2024年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。公立校の都道府県別平均正答率で福井県は小6の国語が3位、算数2位、中3は国語が3位、数学は1位となり、全国トップクラスの学力を維持した。1位の科目が出たのは2019年度の中3の数学と英語以来、5年ぶり。 4月に国語と算数・数学の2教科が行われ、県内の公立小中は251校1万2294人が参加した。小6の平均正答率は国語が71%(全国平均67・7%)、算数が67%(同63・4%)。中3は国語が60%(同58・1%)、数学が57%(同52・5%)となった。 県教委は結果について「子どもたちが授業やそのほかの学習活動に主体的に意欲を持って取り組み、教員も授業研究や研修を重ね、実践している」と評価した。今後、授業改善のポイントをまとめた資料を作り、指導の充実につなげる。 公立校の平均正答率は福井のほか、秋田、東京、石川などが上位だった。
福井新聞社