台湾初の国産潜水艦「海鯤」、船体が全てあらわに
(台北中央社)台湾初の国産潜水艦「海鯤」は港での検収試験の最終段階に入っており、造船所を出た船体が27日、台湾造船(高雄市)の乾ドックに移された。移動作業は目隠しなどがないまま行われ、海底地形探知などに使われる艦首上方の高周波ソナーや側面アレイソナー、魚雷発射管、排水口など、昨年9月の命名・進水式では覆い隠されていた各種装備があらわになった。 建造は2020年11月に開始された。全長約70メートル。建造費は約493億台湾元(約2280億円)に上る。海軍への引き渡しは2024年末以前を目指している。 (游凱翔/編集:名切千絵)