開幕スタメンに“抜擢”も…レギュラーになれなかった逸材(5)侍J戦士の“代役”となったが
2024年シーズンのプロ野球はオープン戦が始まり、開幕に向けて調整が続いている。各球団で開幕スタメンをかけたレギュラー争いが繰り広げられているが、開幕戦はあくまで通過点であり、定位置奪取には継続した活躍が求められる。ここでは、昨季の開幕スタメンを勝ち取るも、レギュラー定着を逃した選手を紹介したい。
山村崇嘉(埼玉西武ライオンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:183cm/86kg ・生年月日:2002年9月28日 ・経歴:東海大相模高 - ・ドラフト:2020年ドラフト3位 初の一軍デビューが昨季の開幕戦となった山村崇嘉。開幕スタメンに名を連ねたが、一軍定着とはならなかった。 東海大相模高では1年夏からベンチ入りを果たし、高校通算49本のアーチを描いた。抜群の野球センスを評価され、2020年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団を果たした。 高卒1年目は二軍で実戦経験を積み、フレッシュオールスターゲームにも出場。同年は二軍で85試合に出場し、打率.217ながら6本塁打、33打点とパンチ力を示した。 さらなる成長を期す翌年だったが、3月に不祥事によって1ヶ月の謹慎処分に。出遅れることとなったが、同年は二軍で60試合出場し、打率.290を記録。ノーアーチだったものの、確実性を高めた。 迎えた昨季、不動の正遊撃手である源田壮亮の故障離脱により、開幕スタメンに抜擢。初の一軍出場を果たしたが、開幕1戦目、2戦目と無安打が続き、早々に登録抹消。同年の一軍出場は4試合にとどまった。 その後も一軍定着とはならなかった山村。今季は持ち前の打撃を強化し、一軍で結果を残したいところだ。
ベースボールチャンネル編集部