クリスマスに「豪華なイルミネーション」をしている家はお金持ち!? 電気代だけなら意外と安いって本当? 1ヶ月の電気代を試算
毎年この時期になると、外壁などにクリスマスイルミネーションを施している家を見かけませんか? 中には、まるでお店ではないかと思うほど豪華なイルミネーションもありますよね。 とてもきれいでワクワクする一方で「電気代はいくらかかっているの……」と思ったことはないでしょうか。そして、毎日点灯しているさまを見ていると電気代は数万円かかっているのではと想像するかもしれません。 しかし、実際はさほど高くついていないと考えられます。本記事では、クリスマスイルミネーションにかかる電気代を計算します。
イルミネーションにかかる電気代の計算方法
イルミネーションにかかる電気代は、以下のように計算します。 イルミネーションにかかる電気代=消費電力×点灯時間×「電力料金単価※」 ※電力料金単価は契約先の電力会社によって異なるため、本記事では公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が全国の電力料金を踏まえて定めた目安単価「31円/kWh(税込)」を使用します。 つまり、電球の消費電力が分かれば電気代が算出できるということですね。
電球200個の電気代
本記事では、株式会社ニトリが販売している「LEDライト(200球4色ミックスiTK)」で電気代を計算します。長さ10mのコードに200球が並ぶ仕様です。ちなみに、クリスマスツリーに巻きつける場合にちょうどよいツリーの高さは150cmから180cmが目安と考えられます。 ニトリの公式ホームページによると消費電力は約4.5Wとなっていることから、毎日6時間、30日点灯させた場合の電気代は以下の計算式で求められます。 4.5W×6時間×30日×31円÷1000W=25.11円 なんと! 月180時間つけ続けても電気代は約25円で済むという計算になりました。
電球4000個の電気代
より豪華な例として、同じ条件のもとでツリー12mに4000球をつけた場合も計算してみましょう。 25.11円×4000球÷200球=502.2円 それでも約500円です。「お金持ちでなければできない」というわけではなさそうですね。ただ、ニトリのLEDライト(200球)の値段は約1万円なので、4000球分となると約20万円必要になります。豪華なイルミネーションは電気代よりも、購入時にかかる費用のほうが大変なようです。