ポルトガル代表はC・ロナウド抜きでも戦える? EURO2024を前に再び浮上する“レジェンド外し”の声
ロナウド抜きのスウェーデン戦では5得点を挙げて勝利
2022年のワールドカップ・カタール大会にて、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは大会中にポジションを失う屈辱を味わった。当時は所属していたマンチェスター・ユナイテッドで思うように状態を上げられず、カタール大会では途中から若いFWゴンサロ・ラモスがスタメンに抜擢されたのだ。ロナウドにとっては屈辱的な大会だっただろう。 しかしそこからロナウドはすぐさま気持ちを切り替え、現在はサウジアラビアのアル・ナスルで再び得点を量産している。新たにポルトガル代表監督に就任したロベルト・マルティネスもEURO2024予選からロナウドをセンターフォワードに据えてきたが、今もロナウドをスタメンから外すべきではとの意見を持つ人はいる。 今月の親善試合でポルトガル代表はスウェーデン代表、スロベニア代表と対戦し、スウェーデン代表には5-2で勝利を収めた。このゲームはロナウドが欠場していて、前線ではゴンサロ・ラモスが先発。そのラモスも得点を決め、左ウイングに入るミランFWラファエル・レオンも得点を記録した。 一方で、次に行われたスロベニア戦ではロナウドが先発復帰しながらも0‐2で敗れてしまった。この2試合だけで序列が変わるわけではないはずだが、スペイン『as』はロナウド抜きでも勝てる状態になっているとポルトガル代表を分析する。今夏のEURO2024でロナウドにこだわる必要はないとの意見だ。 「ポルトガル代表では、まだ22歳のゴンサロ・ラモスがセンターフォワードの座を狙って懸命に奮闘している。さらにもう一人、ウルヴァーハンプトンFWペドロ・ネトもいる。24歳のネトにも5大リーグのビッグクラブ複数が注目しており、夏の市場で確実にターゲットとなるだろう」 「EUROでもポルトガル代表がクリスティアーノ・ロナウドを前線に据えてタイトル獲得を目指すと予想されているが、ポルトガル代表はロナウド抜きでも戦えることをすでに示している」 鉄人ロナウドも39歳だ。欧州を離れてサウジアラビアでプレイしていることもあり、そのパフォーマンスを疑問視する声もある。EUROの前にはフィンランド、クロアチア、アイルランドとの親善試合を予定しているが、ロナウドが1番手の座を死守するにはここで結果を残すしかなさそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部